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赤いキツネシリーズ キツネノロウソク [菌類]

先日、草地でニョキッと伸びてカクッと曲がったキノコを見つけた。
遠目で見ると赤いのでカエンタケかと焦ったが、近寄ると違った。
キノコの赤いキツネシリーズの中の1種「キツネノロウソク」と思われる。
シリーズは全3種で、他にキツネノタイマツ、キツネノエフデがある。
どれもよく似ており、見分けは傘が大きいか、小さいか、無いかといったところあたりのようだがなかなか難しい。
キツネノロウソク0925-1_1.jpg



















傘には匂いのある褐色のグレバ(胞子の入った粘液)が付いており、この匂いでハエなどをおびき寄せ胞子を拡散させる。
見つけたものはこれが無くなっていて傘の根元の部分が折れ曲がっていたようだ。
それでも大きなハエがやって来た。
スッポンタケの仲間なので、小さな白い卵の中から伸びてくる。
不思議なきのこだ。
キツネノロウソク0925-2_1.jpg



















2016年9月25日 東京都
スッポンタケ目スッポンタケ科 キツネノロウソク

ヤママユ 現る [チョウ目]

昨日、昼間に寄ったコンビニの窓に大きな蛾がいた。
いよいよ、大型の蛾が現れる季節となって来た。
ヤママユガの仲間であることには違いないが、何の種だったか?
一年経つと忘れてしまうのが悲しい・・・。
前翅の眼状紋と外縁に沿った直線が特徴の「ヤママユ」だった。
高い窓にいたため近くで撮れなかったが、遠くから見て白く光る眼状紋が印象的だった。
ヤママユ0928_1.jpg



















それならと今日の昼間、心当たりのある雑木林林縁のトイレに行ってみた。
曇り空であたりが暗いためかトイレの明かりがついていて、壁には褐色のヤママユがとまっていた。
昨晩か、暗いので日中に飛来したのだろうか。
前翅を閉じていたので、つついて後翅の眼状紋を見せてもらった。
同じ種でも、これほど色や眼状紋の形が異なるのも不思議、これが遺伝子の多様性ということか。
すぐには飛べないだろうともう少し開いてとつついていたら、いきなり飛び立ち雑木林の中に消えて行った。

この仲間は今の時期からおおむねヤママユ、クスサン、ウスタビガ・ヒメヤママユの順に出現する。
雑木林の中で見つけるのは至難の業だが、夜の明かりに集まることから夜間灯火観察が最も出会える確率が高い。
これから2か月ほどの間、夜間灯火や居残り組が見られる朝のコンビニが楽しみだ。
ヤママユ0929_1_1.jpg



















2016年9月28・29日、埼玉県・東京都
チョウ目ヤママユガ科 ヤママユ            CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


赤と黒のストライプ アカスジカメムシ [カメムシ目]

ノダケの花に「アカスジカメムシ」が来ていた。
好きなカメムシの一つだが、ここで出会えるのは年に1回あるかないかと少なく、今年初認。
アカスジカメムシ0918-1_1.jpg



















赤と黒のストライプがとても印象的なカメムシだ。
カメムシの仲間ではキンカメムシの仲間のような美麗種が人気だが、この情熱の赤とシックな黒に煌びやかさはないものの大人のイメージを感じる。
自然界の配色で黄色と黒はよく目にするが、赤と黒のストライプの種は他にあまり思いつかないな。
名前がアカスジということは地が黒なのだろうか?
確かに黒の面積の方が多いような。
アカスジカメムシ0918-2_1.jpg



















2016年9月18日 東京都
カメムシ目カメムシ科 アカスジカメムシ  RICOH WG-4

有翅型 アギトアリの新女王 [ハチ目]

久しぶりに見た「アギトアリ」には翅があった。

アリは年に一度、有翅型の新女王とオスが現れ結婚飛行をするという。
空中で交尾をし、地面に降り立った女王は自ら翅を落として帝国を築くための産卵に入るという。

以前にアギトアリのワーカーを撮影したが、それよりも胸と腹が大きい。
恐らく新女王なのだろう。
初めは元気良かったのだが半日ほど置いていたら弱ってしまい自慢の大顎を180°開かなくなってしまったので、その様子は以前の記事で。
大顎を閉じることで後ろへジャンプすると聞いていたが、この日目の前でそれを確認することが出来た。
一瞬だったので、顎の動きはよくわからなかったのが残念だ。
アギトアリ0926-1_1.jpg



















2日間でこの有翅型を4頭確認した。
恐らくかなりの数の新女王が新たなコロニーを築くために飛び立っているだろう。
元来ここにはいなかった種、大型で大きな顎と毒針を持つことから生息範囲が広がることは現存の生態系への脅威に思う。
アギトアリ0926-2_1.jpg



















2016年9月26日 東京都
ハチ目アリ科 アギトアリ                CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


クモの獲物をかすめ取る ヤマトシリアゲ [シリアゲムシ目]

今の時期、林縁でジョロウグモの巣が大きく目立つようになってきた。
クモが食べ終わったのか、クモから離れた網にかかった虫たちに集まっているのをよく見かける「ヤマトシリアゲ」。
この日も頭部のないセミの躯にメスがいた。
クモの網にかからず、クモからも狙われないのだろうか?
ジョロウグモからすれば獲物としては小さいのか?と不思議に思っていた。
ヤマトシリアゲ0917-1_1.jpg



















これを撮影した直後、別のジョロウグモの網にかかって間もないオスを見かけた。
すぐにクモがやって来てオスを糸でグルグル巻きに。
これを見る限り、クモにとって餌として小さいということはないようだ。
オスだけは捕まり、メスは捕まらないのか?
こうしてみると、クモの獲物を横取りするのは、やはり命がけなのかもしれない。
ヤマトシリアゲ0917-2_1.jpg



















2016年9月17日 東京都
シリアゲムシ目シリアゲムシ科 ヤマトシリアゲ   CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


あの場所で再び クロコノマチョウ [チョウ目]

もう5年以上前、ある場所のジュズダマでクロコノマチョウが多く発生してとても楽しませてくれた。
その後、毎年楽しみにしていたがジュズダマが刈られてほとんど見られなくなってしまった。
それでもちょこちょこ足を運んできたのだが、先日久しぶりに訪れるとあちこちでジュズダマが花や実を付けていた。
おぉっ、ひょっとしてと食痕を探すと、いたいた、終齢に近い幼虫だ。
クロコノマチョウ0921-1_1.jpg



















こちらでは、少し小さい幼虫も。
クロコノマチョウ0921-2_1.jpg





























幼虫たちを撮影していると、ふっと黒い影が葉裏に舞い降りた。
ラッキーなことに、メスのクロコノマチョウだった。
この日は今にも雨が降り出しそうな天候で、時間は15時、あたりも暗くなっていた。
クロコノマチョウ0921-3_1.jpg



















見ているとお尻を葉に付けて産卵を始めた。
クロコノマチョウ0921-4_1.jpg





























約30分後、葉裏には9個もの卵が産み付けられた。
単純に計算すれば3分に1個のペース。
果たしてこの後、いくつの卵を産み付けたのか?
見届けることは出来なかった。
数年、食草がなくなってもこうして戻ってくるのは、どこかで命を繋いできたのだろう。
また、近いうちに見に行ってみようと思う。
クロコノマチョウ0921-5_2.jpg



















2016年9月21日 埼玉県
チョウ目タテハチョウ科 クロコノマチョウ       CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


アカボシゴマダラ 下草に産卵する [チョウ目]

小さなエノキの周りをアカボシゴマダラが旋回していた。
産卵するのだろうと見ていると、葉上にとまった。
黒地に白、後ろ翅の赤斑のコントラストがとても美しい。
アカボシゴマダラ0917-0_1.jpg



















見ていると葉裏にお尻を付けて産卵行動を行った。
アカボシゴマダラ0917-2_1.jpg



















お尻を離した葉には緑色の卵が産み付けられていた。
アカボシゴマダラ0917-3_1.jpg



















この後、茎をたどってどんどん下へ降りて行き、いくつかの下草のササの根元にお尻を付けていた。
込み入った下草の中なので、本当に産卵したのか卵の確認は出来なかった。
食草の近くとはいえこのような食草でない植物に産卵行動をとったのは初めて見た。
もし産卵していたなら、孵化した幼虫は自力で食草まで辿り着かなければならない。
何故こんなところにと不思議に思う行動だった。
アカボシゴマダラ0917-4_1.jpg



















2016年9月17日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 アカボシゴマダラ      CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


バッタを狩る!クロアナバチ [ハチ目]

シャチホコ幼虫を撮っていると、足元でブーンという大きな音がした。
何だ?
音の先に視線を向けると、黒いハチが地面に伸びたネコハギにまとわりついていた。
何をしているのだろうか?
クロアナバチ0917-1_1.jpg



















よく見ると葉の陰からバッタの仲間の脚が見えた。
なるほど、ここでようやく気付いた。
想像するに、このあたりで狩った獲物を運ぼうとしていた時に、僕が現れうろうろしたので一旦ネコハギの葉影に獲物を隠してこの場を離れ、戻ってきたところを見つかってしまった という感じかな。
獲物はクビキリギスの幼虫で、狩りバチは主にコオロギやツユムシ、キリギリスの仲間を幼虫の餌として狩る「クロアナバチ」。
クロアナバチ0917-2_1.jpg



















少し観察していると、触角を大顎で掴んで草の上に飛び上がった。
狩りバチの種によって、狩る獲物の種や咥えて運ぶ部位が異なるのが面白い。
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不安定な葉上でも触角を咥えて腹部をうまく使って運んでいた。
さすがにこちらが見ていることにかなり警戒しているようだ。
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名前の通り地面に穴を掘って巣を作るクロアナバチ、恐らくさほど遠くはない場所に巣があるのだろう。
この後目を離した一瞬に獲物を咥え羽音を立てて飛び去ってしまった。
このハチが獲物を運んでいるところ見たのは、数年ぶりだろうか。
狩るところを見たいが、それはなかなか難しく運んでいるところでも稀だ。
偶然にもなかなか出会えない場面を見ることが出来たのはとてもラッキーだった。
クロアナバチ0917-6_1.jpg



















2016年9月17日 東京都
ハチ目アナバチ科 クロアナバチ  CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X

美麗 モンクロギンシャチホコ幼虫 [チョウ目]

ボケの葉が何者かに食われていた。
犯人を捜してみると、枝先で見つかった。
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シャチホコガの仲間の「モンクロギンシャチホコ」の幼虫だった。
先に記載したモンクロシャチホコ、他にギンシャチホコというのもいてそれらを合体した名前だがどちらの幼虫にも似ていない。
幼虫は主にバラ科の植物を食べる。
ボケもバラ科だ。
モンクロギンシャチホコ0917-2_1_1.jpg



















体色は、頭部根元の目を惹く黄色、背の小さな白色と黄色の斑、腹部側面の黄緑色、背面の細かな模様が入った紫色が絶妙なデザインで配置されていてとても美しい。
この色彩もただ美しいだけではなく、敵から身を守るために枯葉や枝に似せるための巧妙な配色なのだ。
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たまたま下草に枯れたボケの葉が落ちていた。
なるほどである。
モンクロギンシャチホコ0917-3_1.jpg



















2016年9月17日 東京都
チョウ目シャチホコガ科 モンクロギンシャチホコ         EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ

林縁のツユムシたち [バッタ目]

薄暗い林縁で目立つ黄色の花、「キバナアキギリ」が咲き始めた。
キリの花にて秋に咲く黄色い花、サルビアと同じ仲間。
東京都では絶滅危惧種に指定されている希少種なのだ。
キバナアキギリ0917_1.jpg



















葉の上には「セスジツユムシ」のオスがいた。
頭部から翅端まで褐色の筋がある。
ここ数年、メスばかりでオスを見つけられずにいたが、今年はよく目にする。
私の目線は変わらないのだが・・・。
セスジツユムシ0917_1.jpg



















歩くと目の前から飛んで松の葉上にとまったのは「アシグロツユムシ」。
目が水色で、触角に白斑があり脚が黒い。
光の加減とはいえ、アシグロというよりアシアカの方がよいのでは。
アシグロツユムシ0917_1.jpg



















2016年9月17日 東京都
シソ目シソ科 キバナアキギリ
バッタ目ツユムシ科 セスジツユムシ、アシグロツユムシ    EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ