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今年最後のfieldでは [季節]

おおむね大掃除も終えたので、2時間ほどfieldへ。
今日は日差しが暖かかったが、雑木林を歩いても何も見つけることが出来ない。

葉が落ちた低木の枝先に赤い実。
僅かに残ったオトコヨウゾメ。
オトコヨウゾメ1231_1.jpg





























帰りがけに林床からチャチャチャと鳴き声が。
ウグイスかと思ったが、「シロハラ」だ。
紛らわしいが、シロハラの方がピチャピチャとねちっこい。
あちこちで声が聞かれたので、何と思ったら上空を2羽の猛禽が飛んだ。
恐らく「ハイタカ」だと思うのだが。

あと数時間で新しい年に。
このblogにご訪問いただきありがとうございました。
2017年も狭山丘陵の生き物たちを紹介していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
皆さま、良いお年をお迎えください!
猛禽1231_1.jpg



















2016年12月31日 埼玉県
マツムシソウ目スイカズラ科 オトコヨウゾメ
タカ目タカ科 ハイタカ
              CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X

じっくり アケビコノハ [チョウ目]

先日、見つけた越冬中のアケビコノハを折角なのでじっくり見るために持ち帰った。
幼虫は見かけても成虫はなかなか出会うことが無く、こんな機会は次にいつあるかわからない。
自分で見るだけでなく数日後の観察会で、これほどまでに枯葉に擬態した蛾が越冬している事をぜひ知ってもらいたかったからというのもあった。
枯葉の様なその姿は言うまでもなく、葉脈まで模しているのも凄い。
前脚の白斑は何か意味があるのだろうか?

アケビコノハ.JPG1218-1_1.jpg



















突つくと翅を開いた。
いきなり目に飛び込む褐色の翅の中の後翅の黄色と黒のコントラストは威嚇の効果だろう。
知っていてもちょっとビクッとした。
アケビコノハ.JPG1218-2_1.jpg



















糸のような触角からメスだろう。
なかなか個性的で愛嬌のある面構えは親しみが持てるなぁ!
アケビコノハ_1.jpg



















2016年12月18日
チョウ目ヤガ科 アケビコノハ
 CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X+外部照明


ハイイロフユハマキ改めサザナミフユナミシャク [チョウ目]

フユシャクを探していたら高さ2m位のコナラの幹にガを見つけた。
ハイイロフユハマキ1221-1_1.jpg



















当初ハイイロフユハマキと書いたが、Sさんからご指摘いただき待望のフユシャクの「サザナミフユナミシャク」だった。
Sさんありがとうございました。

確かに発生時期がハイイロフユハマキの方が遅いのと、翅の幅がそれより広い気がする。
当初の記事と内容が大きく変わってしまったが、種を違えてはお恥ずかしい限りである。
サザナミフユナミシャクは過去にそれほど出会っていない種なので、これは嬉しい出会いだった。
ハイイロフユハマキ1221-2_1.jpg



















2016年12月21日 埼玉県
チョウ目シャクガ科 サザナミフユナミシャク

CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X、EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM

久しぶりの谷戸歩き [季節]

久しぶりにトトロの森を歩いた。
谷戸の入り口あたりには時折足を運んでいたが、奥まで歩いたのは何年振りだろうか?
時折晴れ間が出て比較的暖かかった。
右奥に見えるのは西武ドーム。
谷戸1222_1.jpg



















綺麗に下草が刈られた雑木林を歩いてみた。
サクサク落ち葉を踏む音が心地よいが、なかなか虫が見つからない。
枯れたコナラの幹で見つけたのは立派なキクラゲ。
食べればコリコリといい歯ごたえがありそうだ。
キクラゲ1222_1.jpg



















あちこちでコウヤボウキの白い綿毛が目立つ中、ピンク色のものが。
時折見られるが、なぜこの色になるのだろうか。
ススキの髄にピンク色のものがあるのと同じ理由だろうか?
コウヤボウキ1222_1.jpg



















期待したフユシャクもキノカワガも見つからず、最後に見つけたのは越冬昆虫では定番のヨコヅナサシガメ幼虫とクヌギカメムシの仲間の卵塊のコラボ。
いいツーショットが撮れてまあ満足としよう。
ヨコズナサシガメ1222_1.jpg



















途中で出逢った園路脇のクヌギは、何ともどっしりとしてその存在感がとても印象的だった。
クヌギ1222_1.jpg



















2016年12月22日 埼玉県
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X、EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM


季節外れのセミノハリセンボン? [菌類]

フユシャクを探していて木の根元で見つけたアブラゼミの亡骸。
夏を謳歌していたのが懐かしい。
死んだセミたちをすっかり見なくなっていたから妙に新鮮だったが体中に白いものが。セミノハリセンボン1222-1_1.jpg




















この白いものは冬虫夏草の「セミノハリセンボン」。
生きたセミに寄生し針状のシンネマと呼ばれる無性生殖の分生胞子を形成するらしいが、生きた頃に寄生し発生したならもう数か月経っている。
確かに表面の白い針はかなりくだびれているよう。
それにしても、このアブラゼミの体がまだ原形をとどめているのはこの菌のお蔭だろうか?
セミノハリセンボン1222-2_1.jpg



















セミの亡骸があった木の15cm位の高さにも白いものがあった。
大きさは5mm強。
ファインダーでのぞくと、こちらも蛾に寄生した「ガヤドリナガミツブタケ」だろうか?
じっくり見て歩けばいろいろ見つかるものだ。
ガヤドリナガミツブタケ1222_1.jpg



















2016年12月22日 埼玉県
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X


コナラの根元で越冬していたものは? [季節]

歩いていてふとコナラの根元に目をやると、何やら黒っぽい影が。
色と形からクロコノマチョウか?
アケビコノハ1219-1_1.jpg



















じっくり見てみると、ここではもっとレアな「アケビコノハ」だった。
アケビで幼虫は時折見かけるが、成虫はほとんど見る機会が無い。
寒さで完全に動けない状態、落ち葉の上に乗せてみた。
コナラの葉と比べると色が濃いが、その形はまさしく葉、葉脈もある。
頭の先の角のようなものは下唇髭(かしんしゅ)と呼ばれ口吻を守る役割と言われているが、これを葉柄に似せているとすればさらに細かい芸だと言いたい。
アケビコノハ1219-2_1.jpg



















下から顔を拝見。
目玉がこちらを見ているように見えるのは擬瞳孔だろうか?
毛の中に収納されたストローが可愛い。
アケビコノハ1219-3_1.jpg



















落葉の中に置いてみた。
この蛾を知らない人が見ると、まずその存在に気付くことは出来ないだろう。
アケビコノハ1219-4_1.jpg



















2016年12月17日 東京都
チョウ目ヤガ科 アケビコノハ   RICOH WG-4

カブトムシの幼虫もはやにえに [鳥類]

いつもの場所から少し離れた柚子と思われる木ではやにえを探してみた。
ここは以前にも立派なニホンカナヘビのはやにえが見つかった場所。
葉の上にイモムシ、はやにえか?
と思いきや、どうやら死んだアゲハの仲間の幼虫だった。
同じような躯が他にも見つかった。
何らかの病気にかかって命を落としたのかもしれない。
アゲハの仲間1215_1.jpg



















何本か探してようやく見つかったのは、コガネムシの仲間の幼虫のはやにえ。
頭からお尻の先までの長さは短いが、お尻の太さはなかなかのもの。
コガネムシの仲間で、これだけの太さがあるのはカブトムシの幼虫ではなかろうか。
通常は地中にいる幼虫がどういった理由で地上に出てモズに捕まるのだろう。
不思議だ。
はやにえ1215-1_1.jpg



















2016年12月15日 東京都
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X

いよいよ 木々の葉も落ちて [季節]

今日は晴れたが風が強くて寒かった。
谷戸を見渡せば、コナラやクヌギももう7割がた葉を落としただろうか。
落葉をサクサク踏みしめて歩くのも楽しい!
田んぼ周りにも落ち葉がいっぱい。
谷戸1215_1.jpg



















ゴンズイも葉を落とし、現れた葉痕がみずみずしい。
葉の無い冬の時期、冬芽とこの葉痕は樹種を特定する重要な目印だ。
ゴンズイ葉痕1215_1.jpg



















センニンソウの種がまだ落ちずに仙人の髭を陽に輝かせていた。
この時期、飛ばされたテイカカズラの種やコウヤボウキ、ヤクシソウの冠毛がキラキラと美しい。
センニンソウ1215_1.jpg



















雑木林で「キノカワガ」を見つけた。
11月28日にいた木のとなりのとなりのクヌギの幹。
はて、同じ個体だろうか?
模様の特徴を探してみると、同じ個体の可能性が高そうだ。

外付けストロボで撮影しようとしたが、何故か発光しない。
接点不良かと何度も付け直したがダメ。
しょうがないので内臓ストロボを使ったが、やはり画面下に光が届かなかった。

ストロボの故障かと帰って他のカメラで試すとちゃんと作動した。
発光しなかった組み合わせで撮って見ても問題なく発光した。
昨年、畔に水没させてしまったカメラなのでそちらの問題の可能性が大だ。
ん~、これでは困るのだが、このカメラを使わざる得ない状況だから仕方がない。
キノカワガ1215_1.jpg



















2016年12月15日 東京都
クロッソソマ目ミツバウツギ科 ゴンズイ
キンポウゲ目キンポウゲ科 センニンソウ
チョウ目コブガ科 キノカワガ
CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM/内臓ストロボ、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X


初冬に見られるヒメツユムシ [バッタ目]

今年もあと半月ほどになってしまった。
早いものだ。

いよいよ見られる虫たちも少なくなってきたこの時期に毎年現れる虫がいる。
ササキリモドキ科の「ヒメツユムシ」だ。
この日も、昼食をとるベンチで見つけた。

図鑑では8-11月に成虫になるとあるが、今まで夏から秋にかけて見たことが無く姿を見るのはほとんどが初冬だ。
主にコンビニの明かりの下や、林内で見られる。
樹上性なので、寒くなって下に落ちてきたのを見つけているのだろうか?
そもそも越冬形態は成虫なのか卵なのか?
この仲間は、わからない事が多い。
ヒメツユムシ1210_1.jpg






















2016年12月11日 東京都
バッタ目ササキリモドキ科 ヒメツユムシ  RICOH WG-4


ヤツデの葉裏のヒゲナガサシガメ幼虫 [カメムシ目]

以前から昆虫写真家の尾園暁さんがblogで紹介されていた何とも美しい「ヒゲナガサシガメ」というサシガメの仲間を探していたが見つけられずにいた。
先日、同じく丘陵をfieldにされているshinoさんのblogに成虫が記載されていたので、おっ!いるんだと心強く思い、このところヤツデの葉をめくっていた。
ヤツデの葉裏といえば以前にクロスジホソサジヨコバイを探してとにかく見つけ次第めくりまくっていたが、その時でもこの虫は見つからなかったのだ。
この日、めくり始めて3枚目でそれらしきものが・・・。
ビンゴである!
今まで散々探したのに、なぜこんなに簡単に・・・。
ヒゲナガサシガメ1210-1_1.jpg






















このサシガメは樹上で生活し他の昆虫の体液を吸うそうだ。
翅が無いので幼虫。
名前の通り長い触角に半透明の様な長い脚、ところどころにある赤班が美しい。
よく見ると腹部に1対の黒斑がある。
これは前述のクロスジホソサジヨコバイにも見られ、一見どっちが頭かと見間違う。
クロサジはマエムキダマシと異名があるが、この虫もまさしくだ。
科が異なるこの2種が同じ葉裏で同じような黒斑を持つことにとても不思議を感じる。
ヒゲナガサシガメ1210-2_1.jpg






















2016年12月 東京都
カメムシ目サシガメ科 ヒゲナガサシガメ   RICOH WG-4