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湿地周りを歩く [季節]

昨年の台風で土砂が流入して水みちが絶たれ、半年ほど干上がった状態が続いた5つ並んだ湿地。
それでも2か所では地下から水が湧き出て僅かながら水環境が維持された。
希少種のトンボも生息しているため出現種を時折確認してきた。
初夏には無事ヨツボシトンボを見ることが出来たが、例年多いアジアイトトンボは激減した。
この日も1頭のメスを確認したのみで今後が心配だ。


湿地周りを歩くと、足元から飛び出した「クサキリ」の褐色型のメス。
同じ仲間のクビキリギスもいるが、頭頂の尖りで見分けは容易。
クビキリギスの特徴は赤い口だが、クサキリの中にも口が赤いものがいるので頭頂の識別が確かだ。
クサキリ0913_1.jpg





























草にぶら下がった「コカマキリ」。
クサキリはさすがに獲物としては大きすぎるだろう。
コカマキリ0913_1.jpg





























体は他のカマキリに比べて小さく華奢だが、小さな虫たちにとっては脅威の存在だろう。
コカマキリ0914_1.jpg



















草の上を独特の動きで飛ぶ「キイトトンボ」を見つけた。
キイトトンボも数は減ったと思われるが、アジアほどではなくこの夏林縁でそこそこの数が見られたのでちょっと安心。
夏以降、水みちも復旧したので、今後トンボたちの力に期待し見守るしかないな。
キイトトンボ0914.JPG



















隣の谷戸の湿地では、「コウヤワラビ」が胞子葉を展開していた。
コウヤワラビ0914_1.jpg





























2017年9月13,14日 東京都、埼玉県
バッタ目キリギリス科 クサキリ、カマキリ目カマキリ科 コカマキリ、トンボ目イトトンボ科 キイトトンボ、ウラボシ目オシダ科 コウヤワラビ

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先週の田んぼで [季節]

秋雨前線が活発でこのところ天気が不安定。
折角の休みも雨で休息。
なので先週晴れた日に田んぼで撮った生きもの。

首が垂れてきた稲では「ハネナガイナゴ」。
相変わらずの数の多さ、稲の子とはよく言ったものだ。
ハネナガイナゴ0830_1.jpg



















稲の中で休憩中の「ウスバキトンボ」。
こちらも数が多く、そろそろピークだろうか。
南から北へ、片道切符の旅をするトンボ。
ここにいるのはいったいどこ生まれなのだろう?
ウスバキトンボ0830_1.jpg





























ため池のオギの葉裏にトリフンこと「トリノフンダマシ」の母さんを見つけた。
産んだまぁるい卵のうが一つぶら下がっていた。
これでオオトリノフンダマシ、シロオビトリノフンダマシと今シーズン3種確認だ。
さて、この母さんは後いくつ産んでいつまで見守っているのかたまに見に来よう!
トリノフンダマシ0830-1_1.jpg





























2017年8月30日 東京都 バッタ目バッタ科 ハネナガイナゴ、トンボ目トンボ科 ウスバキトンボ、クモ目ナゲナワグモ科トリノフンダマシ

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林縁で アカハナカミキリ、ヤブキリ [季節]

開花する花が少なくなる中、林縁でオトコエシが咲き始めた。
ぼちぼち秋の花の蕾が膨らんでいる。
オトコエシの花には顔に花粉をたくさん付けた「アカハナカミキリ」がいた。
もうたらふくなのか余裕の一休み?
アカハナカミキリ0803_1.jpg



















こちらの葉上では「ヤブキリ」のオスがいた。
獲物を待っているのか、近寄っても全く動じない。

梅雨が明けてからすっきりとした晴れの日が少なく、休みの日はどんよりとした曇りか雨ばかり。
暦の上ではもう秋だが、そろそろカラッとした夏らしい日が恋しくなってきた。
ヤブキリ0803_1.jpg





























2017年8月3日 東京都
コウチュウ目カミキリムシ科 アカハナカミキリ、バッタ目キリギリス科 ヤブキリ

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メハジキレストラン オープン [季節]

すっと立った茎にピンク色の花を咲かせる「メハジキ」の花が開花した。
子供が茎を切って瞼に挟んで瞬きして飛ばして遊んだことから名付けられたと言われている。他にも同じことが出来る草はいくつもあったと思われるが、なぜこれを選んだのか?よほど身近な植物だったのだろうか?


この花はチョウやハチ、アブなどが好んで訪れる季節限定のレストラン。
この日もハキリバチの仲間が来ていた。
メハジキ0803_1.jpg





























他にも来ないかと少しの間待っていたが、ここがこのハキリバチの縄張りなのかやって来るものすべて追い払っている。
ハキリバチにも様々な種があり、同定が難しそうだ。
ヒメツツハキリバチあたりだろうか?

ハキリバチ0803_1.jpg



















お目当ての一つはお尻の赤い「ハラアカヤドリハキリバチ」。

このハチは、オオハキリバチに労働寄生することで知られている。
労働寄生とはこの場合オオハキリバチの巣を乗っ取り卵を産んで、オオハキリバチが集めた幼虫の食材を自分の幼虫の餌とする寄生形態だ。

時折訪れるもののことごとく追い払われ、仕方なく少し離れたオトコエシの花に。


この後粘ったが、もう一つのお目当て「幸せの青いハチ」を見ることは叶わなかった。
ハラアカヤドリハキリバチ0803_1.jpg



















2017年8月3日 東京都
シソ目シソ科 メハジキ
ハチ目ハキリバチ科ハキリバチ.sp ハラアカヤドリハキリバチ

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これから そろそろ ミヤマアカネとチャバネセセリ [季節]

湿地脇で鮮やかさを際立たせていた「ヤブカンゾウ」。
少し旬を過ぎた花が一重のノカンゾウに対してゴージャスな印象。
ノカンゾウが種子やランナーで増えるのに対して、ヤブカンゾウは3倍体のため結実せずにランナーでのみ増えるようだ。
fieldではノカンゾウの方が多く見られるのは、この違いからなのだろうか?
花の美しさが憂いを忘れさせてくれる事から、共に忘れ草(ワスレグサ)と呼ばれている。
ヤブカンゾウ0715_1.jpg



















草はらに足を踏み入れると舞い上がったのは未成熟のオスの「ミヤマアカネ」だった。
先週くらいから見掛けていたが撮るのは初めて。
これから体全体、今白い縁紋も赤く色付いてくるだろう。

ミヤマアカネ0715_1.jpg



















一方、葉上で見掛けたセセリチョウ。

翅の鱗粉が取れていたが、かろうじて薄く見える白い斑から「チャバネセセリ」だとわかった。
年に数化するのでミヤマアカネほど長生きは出来ないだろう。
無事、その役割を全うしただろうか?
チャバネセセリ0715_1.jpg



















2017年7月15日 東京都
キジカクシ目ススキノキ科 ヤブカンゾウ、トンボ目トンボ科 ミヤマアカネ、チョウ目セセリチョウ科 チャバネセセリ

今日出逢った夏の虫たち [季節]

いやぁ、今日は夏本番の暑さ、湿度が高かったのでそれ以上だったかもしれない。
歩いていると突然体に体当たりしてきた「ヤマトタマムシ」のメス。
そんなに僕のことが好きなの?
死んだふりをしているのでそうではないようだ。
表も裏も美しい!
突然の出会いは戸惑い・・・
ヤマトタマムシ0703_1.jpg



















湿った地面で水分補給していた「クロヒカゲ」。
初夏に現れ一旦姿を消したが、ここ数日で再び姿を現した。
2化目に発生した翅の綺麗な個体。
この暑さ、さすがにチョウも熱中症になるのか?
クロヒカゲ0703_1.jpg



















足元のササの葉裏にチラリズム。
覗きこんだら「ヒグラシ」の抜け殻だった。
見えすぎちゃって困るのぉ!って声が聞こえるような聞こえないような
わかる人にはご愛嬌(笑)
夕暮れ、哀愁を帯びたカナカナカナ♪は僕にとって夏の象徴。

いよいよ夏の役者が揃ってきた!!
ヒグラシ0703_1.jpg



















2017年7月3日 東京都
コウチュウ目タマムシ科 ヤマトタマムシ
チョウ目タテハチョウ科 クロヒカゲ
カメムシ目セミ科 ヒグラシ

雑木林は春の色どり [季節]

日に日に暖かさを増し、いよいよ春本番をうかがわせる。
雑木林ではほとんどの木々が芽吹き、ヤマザクラも咲いてそれぞれの色でとても鮮やか。2017春の雑木-2_1.jpg




















眺めても見上げても
一年の中で最も色彩豊かで生命力に満ちた美しい季節だと思う。
2017春の雑木-1_1.jpg



















ヤマザクラの花のピンクに葉の茜色、ウワミズザクラは濃い緑、コナラの若葉は淡い黄緑、クヌギは萌木色。
いったい何色あるんだろうか?
秋の紅葉も美しいが、やはり春の今の時期の彩色にはかなわないだろう。
2017春の雑木-3_1.jpg





























2017年4月13日 東京都  RICOH WG-4


春 色々 [季節]

昨日の午前中は雲っていたが午後から晴れ間がのぞいたので、埼玉県側の谷戸にマクロレンズ1本持ってちょっと行ってみた。
田んぼ脇の蓮池を覗いて見ると、アカガエルの卵が孵化してオタマジャクシが泳ぎ回っていた。
ニホンアカガエルかなぁ。
仕事ではどちらかはっきりさせるのだが、休みだとまぁアカガエルでいい。
ニホンアカガエル0323_1.jpg



















雑木林ではブラシの様な「ヒメカンスゲ」の花が見頃。
先端のブラシは雄花、雌の花はその下の茎にいくつか控えめに咲く。
ヒメカンスゲ0323_1.jpg



















林縁ではスミレが咲いていた。
丘陵の南側では、既にアオイスミレ、コスミレ、タチツボスミレなどが開花しているが、ここでは「アオイスミレ」が群生し他の種はまだ見られなかった。
どの花も下向きに恥ずかしそうに咲いているのに、距は偉そうに上を向くところが面白い。
アオイスミレ0323_1.jpg





























ほとんど陽の当たらない場所では、紫が濃いアオイスミレがこちらも群生。
同じ種でもこんなに色が違うのが不思議。
別種?
それほどスミレに詳しくはないが、恐らく同じ種だと・・・。
他にも春の花がたくさん見られたが、また今度。
アオイスミレ0323-2_1.jpg



















2017年3月23日 埼玉県
無尾目アカガエル科 ニホンアカガエル
イネ目カヤツリグサ科 ヒメカンスゲ
スミレ目スミレ科 アオイスミレ                     CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM


誰も気付かない [季節]

小雨が降る中、雑木林を歩いていると道際で落ち葉の中から鮮やかな緑色の葉と小さな蕾が顔をのぞかせていた。
年に2回花を咲かせる「センボンヤリ」。
そろそろかなと、昨年の長く伸びた種を飛ばした閉鎖化の茎を頼りに探して見つけた。
白い花を咲かせるまでもう少しだな。
センボンヤリ0321_1.jpg






















このところ足元を見て歩くことが多くなった。
春の花さがし。
と、思わず見つけた大物。
向こうは向こうで、危険を察知して得意のポーズで固まっていた。
200mほど先にある湿地を目指していたと思われる「アズマヒキガエル」。
別の場所では既に卵も確認されている。
今年は雨が少なく寒い日が続いたので、カエルたちの産卵も例年になく低調だ。
無事水辺に着いても相手が見つかるかどうか?
幸運を祈る!!
アズマヒキガエル0321_1.jpg






















2017年3月21日 東京都
キク目キク科 センボンヤリ
無尾目ヒキガエル科 アズマヒキガエル  RICOH WG-4


いよいよ暖かく! [季節]

春分も過ぎ、今日は一日雨だったがそれほど寒いとは感じず一雨ごとに暖かさが増してくるのだろう。
春の花たちも開花し始めた。
スミレの仲間も、アオイスミレ、コスミレ、エイザンスミレ、タチツボスミレなどが咲いている。
スミレの種にはエライオソームというアリが好む物質が付いていてアリに運ばれることで拡散される。
こんなところで開花しているのはアリのお蔭かもしれない。
タチツボスミレ0317_1.jpg



















スミレの花にも訪れるもふもふの春の妖精「ビロードツリアブ」もこのところ見る機会が一層増えてきた。
今年の初見は2月28日だった。
ビロードツリアブ0317_1.jpg



















成虫越冬の「ヒオドシチョウ」は3月17日が初見。
オレンジ色が鮮やか、後翅後縁の青がやや淡い個体だった。
様々な虫や花たちが現れ、丘陵を歩くのが楽しくなってきた!
ヒオドシチョウ0317_1.jpg



















2017年3月17日 東京都
スミレ目スミレ科 タチツボスミレ
ハエ目ツリアブ科 ビロードツリアブ
チョウ目タテハチョウ科 ヒオドシチョウ  RICOH WG-4