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冬枯れの雑木林に鮮やかなヒイロタケ [菌類]

手入れがされた冬の雑木林は見渡す限り褐色で、ところどころにヒサカキやアオキなどの緑色が目にとまる。
この日、林床に落ちていたサクラの枝に見た鮮やかなオレンジ色。
一年中見られる「ヒイロタケ」だった。
緋色といえばヒオドシチョウの翅色を思い出すが確かによく似た色。
冬枯れの中でこの色を見ると心がほっこり!
ヒイロタケ0202-1_1.jpg



















2017年2月2日 東京都
タマチョレイ目タマチョレイ科 ヒイロタケ         CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM

季節外れのセミノハリセンボン? [菌類]

フユシャクを探していて木の根元で見つけたアブラゼミの亡骸。
夏を謳歌していたのが懐かしい。
死んだセミたちをすっかり見なくなっていたから妙に新鮮だったが体中に白いものが。セミノハリセンボン1222-1_1.jpg




















この白いものは冬虫夏草の「セミノハリセンボン」。
生きたセミに寄生し針状のシンネマと呼ばれる無性生殖の分生胞子を形成するらしいが、生きた頃に寄生し発生したならもう数か月経っている。
確かに表面の白い針はかなりくだびれているよう。
それにしても、このアブラゼミの体がまだ原形をとどめているのはこの菌のお蔭だろうか?
セミノハリセンボン1222-2_1.jpg



















セミの亡骸があった木の15cm位の高さにも白いものがあった。
大きさは5mm強。
ファインダーでのぞくと、こちらも蛾に寄生した「ガヤドリナガミツブタケ」だろうか?
じっくり見て歩けばいろいろ見つかるものだ。
ガヤドリナガミツブタケ1222_1.jpg



















2016年12月22日 埼玉県
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X


漆黒の中の深い青 ロクショウグサレキン [菌類]

曇り空で陽が差さない日は、雑木林の中は昼でも暗い。
以前、赤い液体を出すきのこを見つけた木の洞を時折チェックしていて、この日も覗いて見た。
すると暗い洞に、青いものがいくつも目に入った。
ターコイズ?セルリアン?
綺麗なブルーの丸いもの。
ロクショウグサレキン1_1.jpg



















菌類の「ロクショウグサレキン(緑青腐菌)」と思われる。
似たものにロクショウグサレキンモドキがあり柄が偏生(傘の端に寄っている)しているがこれはそうでもなさそうだ。
右の細長いものはモドキかもしれない。
木材腐朽菌の一種で発生した材をも青に染めるらしい。
この洞が青く染まるのか、楽しみが一つ増えた。
ロクショウグサレキン2_1.jpg






















2016年10月29日 東京都
ビョウタケ目ズキンタケ科 ロクショウグサレキン    RICOH WG-4


赤いキツネシリーズ キツネノタイマツ [菌類]

赤いキツネシリーズの最後を飾るは、「キツネノタイマツ」。
昔の人は、ロウソク、エフデ、タイマツとよくもまぁこの微妙な違いを見分けて名付けたものだ。
3種の中では最も傘が大きくはっきりしているのが、この種とのこと。
タイマツと命名されたくらいだから、同じ灯りでもロウソクよりはどこかが立派ということか!
前の2種は、グレバが取れた写真を掲載したがこれはまだしっかり残っている。
キツネノタイマツ2011-10-30-2_1.jpg






















キノコの仲間は普段さほど気にしていないためか、キツネシリーズに出会うことも本当に稀だ。
このキツネノタイマツも2011年10月にコンデジで撮って以来、見ていない。
この場所は覚えているので、近いうちに一眼持って訪れてみたい。

赤いキツネと緑のタヌキほど違いがはっきりしていれば良いのだが、微妙なところもあり3種を同定して記載したが一抹の不安が拭いきれない。
もし間違いがあれば、コメントいただければ幸いです。
キツネノタイマツ2011-10-30-1_1.jpg






















2011年10月30日 東京都
スッポンタケ目スッポンタケ科 キツネノタイマツ RICOH CX4

赤いキツネシリーズ キツネノエフデ [菌類]

植物の名前には、キツネと名がつく種がたくさんある。
このキノコの赤いシリーズ以外にも、キツネノカミソリ、キツネノマゴ、キツネノボタンなど色々。
その昔、いかに人とキツネが身近な存在だったかという証しだろう。
今ではすっかりその距離は遠ざかってしまったが、狭山丘陵ではまだ僅かながらにキツネの生息が確認されている。

赤いキツネシリーズ第2弾は「キツネノエフデ」。
キツネがこのキノコを使って絵を描いたのなら、それはとても面白い!
自分のしっぽを使った方が、手っ取り早い気もするが・・・。
キツネノエフデ1_1.jpg





























傘がなく柄と先端部分の区別がつかないのが特徴だろう。
2枚の写真ともグレバが落ちていたが、やはりハエがやって来ていた。

キノコの仲間にもたくさんの種類があるが、見つけて撮りたいと思う種は限られる。
キツネシリーズ3種は、何故だか今後も撮り続けていきたいキノコたちだ。
ここに掲載している写真は、自分では全く納得いかないものなので今後改めてしっかり撮りたい被写体だ。
キツネノエフデ2015-07-28-2_1.jpg





























2015年7月28日 東京都
スッポンタケ目スッポンタケ科 キツネノエフデ     RICOH WG-4


赤いキツネシリーズ キツネノロウソク [菌類]

先日、草地でニョキッと伸びてカクッと曲がったキノコを見つけた。
遠目で見ると赤いのでカエンタケかと焦ったが、近寄ると違った。
キノコの赤いキツネシリーズの中の1種「キツネノロウソク」と思われる。
シリーズは全3種で、他にキツネノタイマツ、キツネノエフデがある。
どれもよく似ており、見分けは傘が大きいか、小さいか、無いかといったところあたりのようだがなかなか難しい。
キツネノロウソク0925-1_1.jpg



















傘には匂いのある褐色のグレバ(胞子の入った粘液)が付いており、この匂いでハエなどをおびき寄せ胞子を拡散させる。
見つけたものはこれが無くなっていて傘の根元の部分が折れ曲がっていたようだ。
それでも大きなハエがやって来た。
スッポンタケの仲間なので、小さな白い卵の中から伸びてくる。
不思議なきのこだ。
キツネノロウソク0925-2_1.jpg



















2016年9月25日 東京都
スッポンタケ目スッポンタケ科 キツネノロウソク

暗い林床に存在感 キタマゴタケ [菌類]

暗い林床をあるものを探して歩いていて見つけた鮮やかな黄色の「キタマゴタケ」。
三脚を持ち合わせていなかったので、手持ちで暗い写真の連発。
そのうち一瞬日が差した。
同じ撮影条件でも圧倒的にその存在感が輝いた。
キタマゴタケ0903-1_1.jpg



















辺りを見回すとあちこちでにょきにょき。
傘を開いているのもあったが、日が陰ってしまい暗い写真に。
未熟な腕では、三脚持ってくれば良かった・・・と後悔。
タマゴタケは真っ赤で美しいが、このキタマゴタケも負けず劣らず絵になるなぁ!
キタマゴタケ0903-2_1.jpg



















2016年9月3日 埼玉県
ハラタケ目テングタケ科 キタマゴタケ  EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ

赤い液体を出すキノコ? [菌類]

昨年10月のことだが、歩いていて園路脇のコナラの洞にある不思議な物体が目に入った。
キノコ1_1.jpg


















近づいて見ると、白い多孔体の孔から赤い透明な液体が滴になって出ていた。
ん~、見たことがないがこれは何だろうか?
美味しそうなデザートのようにも見える。嗅いでみたが特に匂いはない。
調べてみたが、手持ちの図鑑にはなくネットでは菌類、出血キノコや悪魔の歯などと呼ばれているとあるがよくわからない。
確かに、不気味ではある。
キノコ2_1.jpg


















経過観察していると1週間後には液を出し切ったのか下記のようにしわがれたものとなっていた。
その後、この白い物体も跡形もなく消えてしまった。
これはいったい何なのだろうか?
自然界にはまだまだ知らない不思議なものが色々あるものだ!
キノコ3_1.jpg


















2015年10月1日 東京都
菌類?