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里山の守り人 [人]

いつもカメラをぶら下げて里山を徘徊していると、声を掛けてくれる方々がいる。
公園のボランティアの皆さんだ。


ちょうど10年になる。
休みの日にオートバイで偶然立ち寄った公園。
懐かしい古民家と田んぼや雑木林。
こんな場所が身近にあることを初めて知り、それ以降休みの日にはカメラを持って訪れた。
翌年、自然に関わる仕事がしたいと長年勤めた会社を辞めた。
それから雨以外は毎日里山を歩いて学び、少しでも自然について知ってもらいたいと虫を中心に撮影しこのblogを書き始めた。
里山民家1129_1.jpg



















そんな中、公園に雑木林のボランティアというものがあることを知って知識を得たいと参加した。
雑木林の手入れや植生など様々な事を学ばせていただき、多くの人との出会いがあった。
少しして運よく他の公園で仕事が決まり忙しくなって顔を出せなくなったのだが、当時一緒にボランティアをしていた方々は今も変わらず精を出されている。
園路整備や下草刈りに落ち葉掃き、他様々な作業を日々行って頂いているのには頭が下がる思いだ。

この日も、作業前の打ち合わせの時だろうか?

前を通ると写真撮って!ブログに載るかなぁ?という声が聞こえた。
昔一緒に汗を流した方もいれば新たに参加されて知らない方もいたが、リクエストに応えて撮った。
今はボランティアには登録していないが、こうして声を掛けていただけるのはとても嬉しい。
多い時には30名近くが作業をされているが、この時は分かれていたのか幸運にも?写ったのは7名だけ。
俺の顔がちゃんと写ってないとクレームが付きそうな方も・・・。
雑木林ボラ1_1.jpg



















これからも公園に来られた方々やそこに棲む生き物たち、そして皆さんのご健康のためご活躍を期待しています!!
ご要望なので大丈夫だと思いますが、もし顔出しご都合が悪ければ消しますから(^^)
雑木林ボラ2_1.jpg



















2017年11月29日 東京都 都立野山北・六道山公園 雑木林ボランティアの皆さん

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両肩の角がかっこいい! トホシカメムシ [カメムシ目]

久しぶりに狭山湖の中の散策路を歩いた。
少し前まで土砂崩れのため通行禁止だったが、復旧して通れるようになっていた。
両側フェンスに囲まれていて中には入れないのが残念だ。
フェンスの奥にイロハモミジの大きな木が真っ赤に色付いていた。

イロハモミジ1129_1.jpg



















フェンスに大きなカメムシがいた。
両肩の前方に突き出た角が大きくてとてもかっこいいが、今まで見たことが無い種だった。
右の前翅が途中で切れて痛々しい。
トホシカメムシ1129-1_1.jpg



















図鑑で調べるとカメムシ科に属し山地性の「トホシカメムシ」のようだ。
前胸背と小楯板に10個の黒斑があるのが特徴。
こんな大きな角を持っているのでてっきりツノカメムシ科と思ったが・・・。
トホシカメムシ1129-2_1.jpg



















2017年11月29日 埼玉県 カメムシ目カメムシ科 トホシカメムシ

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ウスタビガと木々の黄葉 [チョウ目]

今日は久しぶりに暖かい一日だった。
ガが集まるトイレに行ってみると、今シーズン初めて見る「ウスタビガ」のメスが来ていた。
晩秋から初冬に姿を見せる大型のヤママユガ科では一番最後に出てくる種。
これ以降出現するのは、フユシャクやキリガなど小型種が主となる。
ウスタビガ1129-1_1.jpg



















触角や体色などの特徴からメス。
夜灯りに集まるのはオスが多いと思っていたが、過去灯りで見つけたのはすべてメスだった。
オスを見たのは繭を持ち帰り家で羽化した1個体だけだ。
オスの触角はもっと櫛状で体色は濃いオレンジ色。
ウスタビガ1129-1a_1.jpg



















鱗粉の無い透明な眼状紋が個人的にはとても魅力的で惹かれる。
脅かした時に翅を開き後翅の紋も見せることから、敵に威嚇する効果があると思われるが透明でなくても良いのではないか。
ウスタビガ1129-2_1.jpg



















以前、灯り近くの看板にとまった個体の眼状紋は信号の色を透かしてとても綺麗だった。
看板は所沢シティマラソンのもので、毎年この頃が発生の終盤のように思う。
ウスタビガ12_1.jpg



















赤信号も見たいというご要望をいただきましたので追記しました。
ウスタビガ12_2_1.jpg



















オスメス共に黄色やオレンジの体色は、まさしくこの時期黄葉しているコナラやクヌギ、シデなど里山に多い木々と同じ色。
この中にとまっているとまず見つけることは出来ないだろう。
虫たちの進化は本当に不思議で神秘的で理に適っている。
コナラ1129_1.jpg





























2017年11月29日 東京都 チョウ目ヤママユガ科 ウスタビガ

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この秋初めてのキノカワガ [チョウ目]

毎年コレクションにしている「キノカワガ」。
個体によって僅かにその色やデザインが異なるのがとても興味深い。

この秋、初冬?初めてのキノカワガとの遭遇。
広場の中央にぽつんと立っていたサクラの木の幹で見つけた。
キノカワガ1125-1_1.jpg






















さすがにこの横じまの樹皮では目立っていたのですぐにわかったが、散々あちこちを探してようやく。
日が当たる南側にいたのだが片面が影になるので、反対側から少しストロボを当ててみた。
キノカワガ1125_1.jpg






















樹皮に付いた地衣類にも似ていて、存在を知らなければまず見つからないだろう。
まさに名は体を表すの通り絶妙なカモフラージュ!
今シーズン最初の出会いはやはりうれしいものだ!!
キノカワガ1125-2_1.jpg





























2017年11月25日 東京都 チョウ目コブガ科 キノカワガ

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コミスジ幼虫をじっくりと! [チョウ目]

ケヤキの実生で見つけた2頭の「コミスジ」の幼虫。

久しぶりだったので後日改めて撮って見た。
マクロレンズで絞ったので背景は暗く落ちた。
コミスジ1109-2_1.jpg



















こうしてじっくり見るとやはり不思議な造形と色合い。
頭近くにある2列の大きな棘と体全体に施された小さな棘、いったい何の役割があるのだろう?
腹部中央腹部よりから腹端にかけての斜めの色の濃淡も目を惹く。

この翌週見ると既に2頭の姿はなかった。
日本産蝶類標準図鑑によると、「越冬幼虫は葉上に止まったまま地上に落下、地上の落ち葉の中に入る」とある。
確かに葉はほとんど落ちていたので、既に落ち葉の中でまもなく訪れる冬に備えているに違いない。
コミスジ1109-1_1.jpg



















2017年11月9日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 コミスジ

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陽が差すと暖かい! [季節]

朝晩とても寒くなってきたが、昼は晴れて陽が差せばとても暖かい!

多くの草は褐色に色変わりした中、「イヌタデ」のピンク色が鮮やかだ。
アカマンマとも呼ばれ、昔子供たちがままごとに使ったという。
イヌタデ1113_1.jpg



















日陰でヌカキビの穂にとまって寒さにじっと耐えているようにも見える「ヤマトシジミ」。
幼虫の食草のカタバミの花も少なくなってきた。
もう少し辛抱すればここにも陽が当たる。
ヤマトシジミ1113_1.jpg



















日向では「キタテハ」が日差しをいっぱいに受けていた。
こういった光景が見られるのもあとどれくらいだろうか?
キタテハ1113_1.jpg



















2017年11月13日 東京都 ナデシコ目タデ科 イヌタデ、チョウ目シジミチョウ科 ヤマトシジミ、タテハチョウ科 キタテハ

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最後のクロコノマチョウ [チョウ目]

谷戸の片隅にあるジュズダマの群落。
本来刈られる予定だったが、ボランティアの方がここにクロコノマチョウの幼虫がいるので刈らないでと公園に要望して残された。
そのお蔭で幼虫たちは次々と蛹化、羽化していった。
今年はクロコノマチョウが多く見られる年だった。

そんな中、11月初めにこれが最後だろうと思った蛹。
色々なチョウの蛹を見てきたが、すぅっとジュズダマの中に溶け込む飾り気が無い蛍光色はいつ見てもとても美しい。
クロコノマチョウ1101_1_1.jpg



















一週間後、少し色付いてきたが翅先の淡い部分が気になった。
クロコノマチョウ1109_1.jpg



















これが最後の蛹かと思っていたら、色変わりした蛹を見つけた。
まだあったかとよく見ると、既に死んで変色した蛹だった。
寄生された感もなく、何らかの要因で死んでしまったのだろう。
クロコノマチョウ1109-1_1.jpg



















観察してきた蛹も成熟して色が変わり、前翅の白点が見えるようになった。
数日で羽化するだろうと楽しみにしていたのだが・・・。
クロコノマチョウ1113_1.jpg



















蛹を見つけておよそ20日後、この個体は残念ながら無事大空に羽ばたくことは出来なかった。
羽化には至ったようだが、何故か途中で息絶えていた。
垂れ下がった前翅のオレンジ色と白斑が無念に思えてならない。
このチョウにとって無事羽化できなかったことが全てだろう。
ただ羽化を楽しみにしていたものとしてあまりにも酷な結果だと思わずにはいられない。

この小さな命を見続けていた者がいたことを伝えることが出来ればと思うのだが・・・。
恐らく、ここで無念の最期を遂げたチョウがいたことを知るものはいないだろうから。
クロコノマチョウ1121_1.jpg





























2017年11月21日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 クロコノマチョウ

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滲み出る真紅 アカボシテントウ [コウチュウ目]

黄葉したクリの木に何かいないかと目を凝らしていると、枝に「アカボシテントウ」がいた。
久しぶりに見たが、いつ見ても漆黒から滲み出る真紅が美しい!
アカボシテントウ1121-1_1.jpg



















ウメの木でよく見かけるのは、ウメに付くタマカタカイガラムシを捕食しているから。
このすぐ隣には、ウメの木が複数植えられているからこのクリにいたのかも。
成虫越冬なのでここで冬を越すのだろうか?
アカボシテントウ1121-2_1.jpg



















2017年11月21日 東京都 コウチュウ目テントウムシ科 アカボシテントウ

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冬っぽいシックなデザイン マエグロシラオビアカガネヨトウ [チョウ目]

トイレの灯り周りで見つけたガ。
初めて見たが、配色とデザインが素晴らしい!
大きさは3cm前後と小さく、もっと大きかったらかっこいいのに。
マエグロシラオビアカガネヨトウ1122-1_1.jpg



















その名は「マエグロシラオビアカガネヨトウ」というヤガ科のガ。
幼虫の食草はシダのシシガシラやクサイチゴ、ミズヒキなどのようだ。
似た種にシラオビアカガネヨトウがいるが、出現時期や前翅内横線白斑の特徴から本種とした。
マエグロシラオビアカガネヨトウ1122-2_1.jpg



















2017年11月22日 東京都 チョウ目ヤガ科 マエグロシラオビアカガネヤトウ

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まだ葉の上、アカボシゴマダラ幼虫 [チョウ目]

観察を続けている「アカボシゴマダラ」の幼虫
先週あたりから探しても見つからずとうとう木を下りたかと思っていたのだが、今日見るといつもの葉の上にいた。
このところの寒さでほとんどの幼虫が木の幹や根本の落ち葉に移動しているのに、おいおい、大丈夫か?と心配になる。
もうそろそろ・・・。
アカボシゴマダラ1121_1.jpg



















いよいよコナラの葉もオレンジに色付き始めた。
この葉っぱ、緑、黄、オレンジと絶妙な配色だなぁ。
コナラ1121_1.jpg



















2017年11月21日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 アカボシゴマダラ、ブナ目ブナ科 コナラ

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